【やりがいとは、自らの手で「つくる」ものだ】

最初に与えられた仕事は、無地の紙袋をひたすら折っていく作業だった。
もしもこれが、マニュアル(前例)どおりの折り方で50枚のノルマをこなすだけだったら、楽しいことなどひとつもなかっただろう。いわゆる「与えられた仕事」だ。
しかし、マニュアルどおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。そんな能動的なプロセスのなかで、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。
仕事とは、誰かに与えられるものではない。紙袋折りのような単純作業でさえ、自らの手でつくっていくものなのである。

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