気象庁防災情報 XML フォーマット JMAXML Ver.1.2(2016.3.31版)

気象庁防災情報 XML フォーマットの仕様書の概要
※内容を保証するものではありません。

ヘッダ部は共通に以下の項目が含まれる

・発表時刻
・基点時刻、基点時刻のあいまいさ、基点時刻からの取りうる時間
・失効時刻
・識別情報
・情報形態(「発表」、「更新」、「訂正」、「取消」など)
・情報番号

文字コード
UTF-8

改行コード

LF

電文内の項目は要素<elements>で表す。 コード体系や単位は属性で記述される。

【例】
・<ElementA>項目</ElementA>
・<ElementA codeType=”コード体系名”>コード値</ElementA>
・<ElementA unit=”m/s”>数値</ElementA>

日付時刻表記

「ISO8601:2004」の一部を採用
W3C XML Schema におけるデータタイプ

・dateTime 型
・duration 型

【例】
○時刻 「2004 年4月1日 12 時(協定世界時)〔21 時(日本時間)〕」の場合
・<DateTime>2004-04-01T12:00:00Z</DateTime>
・<ReportDateTime>2004-04-01T21:00:00+09:00</ReportDateTime>
○期間 「2004 年4月1日 21 時(日本時間)から3時間」の場合
・<TargetDateTime>2004-04-01T21:00:00+09:00</TargetDateTime>
<TargetDuration>PT3H</TargetDuration>
○その他
-時刻があいまいな場合 「2004 年4月1日 21 時(日本時間)頃」
・<TargetDateTime>2004-04-01T21:00:00+09:00</TargetDateTime>
<TargetDTDubious>時頃</TargetDTDubious>
-時刻が不明な場合
・<TargetDateTime xsi:nil=”true” />
・<DateTimeA type=”T” ............種別を示す(「実況」、「○時間予報」など)。
 significant =”S” ..有効部分を示す(「yyyy-mm-ddThh」※1など)。
 precision =”P”....幅(時間)があることを示す(「P3D」※2など)。
 dubious =”D”......あいまいさ示す(「頃」など)。
>2004-04-01T21:00:00+09:00</DateTimeA>
これらの属性は、要素毎に必要なものを設定している。
※1 「yyyy-mm-ddThh」:○年○月○日○時(○分○秒までの精度なし)
※2 「P3D」:約3日間
 ともに W3C XML Schema のデータ型を利用している(辞書参照)。
○具体例
-時刻 「2007 年1月9日 12 時 00 分(日本時間)頃」の場合
・<EventDateTime significant="yyyy-mm-ddThh:mm" dubious="頃">
 2007-01-09T12:00:00+09:00</EventDateTime>

地理空間情報の表記

「ISO6709」を採用

○度による表記
・±DD.DDDD±DDD.DDDD±mmmm.mm/
DD.DDDD:緯度、DDD.DDDD:経度、mmmm.mm:高度(m)
緯度の整数部分が 2 桁、経度の整数部分が 3 桁
○度分による表記
・±DDMM.MMM±DDDMM.MMM±mmmm.mm/
DD:緯度、DDD:経度、MMM/MM:分、mmmm.mm:高度(m)
緯度の整数部分が 4 桁、経度の整数部分が 5 桁
○度分秒による表記
・±DDMMSS.SS±DDDMMSS.SS±mmmm.mm/
DD:緯度、DDD:経度、MM.MMM/MM:分、S

点:Coordinate 線:Line 面:Polygon

○点
「北緯 45.1 度東経 135.0 度地下 1000 メートル」の場合
・<Coordinate>+45.1+135.0-1000/</Coordinate>
○曲線、直線「北緯 45.1 度東経 135.0 度、北緯 37.5 度東経 150.0 度、北緯 35.0 度
東経 140.0 度の3点を結ぶ曲線」の場合
・<Line>+45.1+135.0/+37.5+150.0/+35.0+140.0/</Line>
○閉曲線、多角形、領域 「北緯 45.1 度東経 135.0 度、北緯 37.5 度東経 150.0 度、
北緯 35.0 度東経 140.0 度の3点で囲まれる領域」の場合
・<Polygon>+45.1+135.0/+37.5+150.0/+35.0+140.0/+45.1+135.0/</Polygon>

領域(都道府県、市町村、独自細分区域)表記

行政区域のコードは「国地方公共団体コード(JISX0402)」を採用

○領域のみのもの
・<Areas codeType="コードA">
 <Area>
 <Name>○○県(又は□□市△△部など)</Name>
 <Code>XXYYYZZ</Code>
 </Area>
 …
</Areas>
XXYYY:JISX0402 コード、XX:都道府県コード部、YYY:市区町村コード部

予報、観測地点表記

地点番号と呼ばれる別提供されるコード体系にて表記される

○「府県天気予報の場合」
・<Station><Name>東京</Name><Code>44132</Code></Station>
○「震源・震度に関する情報」の場合
・<IntensityStation><Name>千代田区大手町</Name><Code>3500000</Code>
<Int>6-</Int><Revise>addition</Revise></IntensityStation>

単位系

国際単位系(SI)と慣習にて表記

・<ElementA unit=”m”>12.3</ElementA>
・<ElementB unit=”kg”>12.3</ElementB>

基本要素(気圧、気温、風向、風速、湿度、震度、マグニチュード など)

○基本形
・<ElementA type=”T”...............同一基本要素の種別を示す(「最高」、「最低」など)。
 unit=”U”...............単位を示す(「hPa」、「m/s」など)。
 refID=”R”.............時系列の際の参照番号を示す(1.3.11 参照)。
 condition=”C” ......値の状態などを示す(「約」、「以上」、「不明」など)。
 description=”D”....文字列表現を示す(「海抜 15000FT 以上」など)。
>12.5</ElementA>
これらの属性は、要素毎に必要なものを設定している。
○具体例
-気圧
・<Pressure type="気圧" unit=”hPa” description="1007ヘクトパスカル">1007</Pressure>
・<Pressure type="気圧" unit=" hPa " condition="不明" description="気圧不明" />
-気温
・<Temperature type="最低気温" unit="度" refID="1">-5</Temperature>
-風向風速
・<WindDirection type="風向" unit="16方位漢字">北東</WindDirection>
・<WindDirection type="風向" unit="16方位漢字" condition="不明" description="風
向不明" />
・<WindSpeed type="風速" unit="m/s" description="10 メートル">10</WindSpeed>
・<WindSpeed type="風速" unit="ノット" condition="不明" description="風速不明" />
-マグニチュード
・<Magnitude type="Mj" description="M6.6">6.6</Magnitude>
・<Magnitude type="Mj" description="M 不明">NaN</Magnitude>
※要素の値が”NaN”は、値が無効であり、演算処理してはならない。

“jmx:Title”

包括的に電文の種別を示すための情報名称として用いられ、種別が同一
であれば常に同じ情報名称が記述される。電文の処理系、及び配信系を制御するための
キーとして用いることを想定している。

“jmx:DateTime”

原則として電文を作成、発信した実時刻が記述される。電文の作成
順序や同一性を検証するためのキーとして用いることを想定している。

“jmx:Status”

「通常」「訓練」「試験」

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